フィールドトリップが止まらない

長野和田峠でガーネットの調査をする



こんにちは。GOです。

宝石のガーネットからたどり着いたざくろ石というキーワードを切り口に石拾い情報を調べていると、茨城県の真壁町とこの長野県の和田峠で拾えるということが分かった。



和田峠は、鉱物に関しては黒曜石とざくろ石(ガーネット)で大変有名である(情報は2000前後10年くらいのもので、立ち入り可能かどうかも含め現在の状況は不明)。

和田峠には遠い昔に親に連れられキラキラと光る黒曜石を拾って喜んだ幼い頃の淡い記憶がある。

懐かしさも相まみえながら、早速、現地に足を延ばすことにした。

現地は長野県小県郡和田村の上和田にある中仙道に程近い峠の途中にある。


行きすがらに拾った黒曜石

東餅屋という峠の茶屋の少し車道を下ったところから小さい澄んだ水が流れる沢に出る。その小さい沢を上って行ったところに澄んだ水の流れるところで水底が良く見える場所がある。ふとその水の底の砂中にきれいな形の濃い赤色のざくろ石をたまたま見つけることができた。


水の底で光を放っていた濃い赤色のざくろ石


また、白い砂岩のような見かけの石を拾って良く観察してみると小さいざくろ石が入っていた。
白い母岩には地層の様に積み重なった様子が感じられる。少し指でいじってみると砂岩の様に細かい砂は少々出るが脆いわけではなかった。


白い石の母岩の中の小さいざくろ石

現地で採集していると警察官にお叱りを受けるとか現地の人が現れて採集料をとられるとかいろいろ噂は絶たえない様子だった。しかし、当日は特にそういうことはなかった。また、ざくろ石の良晶は絶産したと言われている様子もあったが調査の結果としてはそうでもないのではないかと思うようになった。

見つかったのは最大5ミリ程度であったが、短時間の探索の割には期待していたよりもそれらしい収穫物だったことに若干満足気となり現場を後にした。

※現地の人にご迷惑をおかけしないように配慮してください。