翡翠原石遊びの記事の動画のために粗を取った糸魚川翡翠の破片の形が、どうしても”あれ”に見えて仕方がなかった。
“あれ”とは、映画トランスフォーマーに出てくるオートボットのエンブレムのイメージである。
【翡翠探訪】トランスフォーマー風エンブレム_超象徴的劇画風小物_翡翠原石遊び
そして、脳裏によぎる小噺。
思いついたストーリーのイメージは以下のような感じ。
地球外からの通信者が地上にいるオートボットを探しているが、それを傍受したのは敵(メガトロンの一味”???”)だった。”???”は通信画面を見て擬態を試み、オートボットの姿で通信者に返答する。問いかけに返ってきた擬態前の異音に戸惑う通信者。通信者の真似をして戸惑いの声真似を返答する擬態後の敵。少し滑稽なやりとり。
新しい遊びが生まれた瞬間だった。
居ても立ってもいられなかったので、早速、下絵を描いてみた。
まずは、鉛筆で書いてみたが石の色と合わなかったので、0.05mmのペンを使うことにした。しかし、ペンのインク切れで失敗。
ペンを他のものに替えて書き直してみたが、なんという絵心のなさか、どうも落書きにしか見えない。これも失敗。
気を取り直して、別の0.05mmのペンで書きなおしたが、やはり何か違う。どちらかというと失敗。
このままだと失敗続きの下書きのまま終わってしまうので、妥協して次のステップに進むことにした。
適当に少し削ってみたが何かが違うので加えて体裁を整えてはみたものの、後で見るとなんという適当な削り具合だろうかと思う。
今回の思い付きの遊びの本題は、ちょっとした小噺だったので、イメージだけ出せればいいと思いながら動画を作ってみた。
途中まで作って見返してみたところ、何だかこれだけだと動画が締まらない感じがしたので、動画の最後に、トランスフォーマーのオートボット風のエンブレムに小細工を加え、地球の仲間へのメッセージのようなものをそれらしく添えてみた。
こんな地味な遊びでもなんだか楽しく、石の加工の練習に加え、動画の練習にもなってよかったと思う。
もちろんフィクションである。