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【翡翠探訪】翡翠の涼し気な音を楽しむ風鈴を作ってみる_翡翠の可能性を探る

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翡翠が奏でる涼し気な音色でこの暑い夏の涼をとっていただこうと思い立ち、簡易の風鈴を作ってみた。

実際の翡翠の音は以下の動画からどうぞ。

【翡翠探訪】翡翠の涼し気な音を楽しむ風鈴を作ってみる_翡翠の可能性を探る




今回は翡翠の音色を楽しんでいただくのが目的なので、ありあわせの部材を使い、簡易に風鈴を作ることにした。

風鈴づくりに使った翡翠は、ミャンマー産a貨の棒状の端材である。

少し見てくれは悪いが氷種レベルの端材なので肉の質は非常に良く、打ち鳴らすとガラスに似た清々しい高音の響きを奏でるので、翡翠の可能性を探るという意味でもちょっと試しにやってみようという気持ちになった。

本物のヒスイを使った風鈴の音は普段なかなか聞くことがないものだと思うので、その珍しさも楽しんでいただければより嬉しい。



上質のヒスイは打ち鳴らすとガラスに似た高音の響きを持つ清々しい音色を聞くことができる。

翡翠取引の現場では、a貨かどうかの簡易鑑別や肉の質の参考にこの性質を使うことがある様子である。

a貨かどうかの判別方法にはいくつかの方法があるが、b貨やb+c貨はその処理の過程で樹脂が充填されていることが多く、その場合には打ち鳴らしても高音の響きを聞くことができないということが、この簡易鑑別方法の根拠のようである。

いずれにせよ、動画をご覧になっていただいた方々には、この暑い夏に本物の上質な翡翠が奏でる清々しい音色によって涼をとることで、多少なりとも気分よく過ごしていただければ幸いである。