化石, 石拾い

マゾニアでシダ植物の化石を拾う

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こんにちは。GOです。

化石を拾えるスポットがあるエリアがインディアナにあるというお誘いをいただき、早速、行ってみることになった。

そこはマゾニア自然保護区Mazonia/Braidwood Fish& Wildlife Areaというところで、入り組んだ湖を囲う自然保護の広大な地域だった。その一部に化石を拾うことができる場所があるという。

まず、エリア内で化石を拾うために許可をもらう必要がある。事務所に立ち寄って簡単な手続きをする。パンフレットによると、植物やカブトガニ、貝などの化石があるということであった。

拾えるのは一人5ガロンまでで表面に出ているものだけといった制限が設けられているので守らなくてはならない(2006年頃の情報です)。



話によると、エリア内で化石を発掘できる場所は2か所あるということだった。一方は小さめの植物などの化石が比較的簡単に見つけられる地域で、もう一方は三葉虫など動物の化石を専門家が博物館の標本用に発掘しにくるような地域ということであった。今回は植物の化石を探すことになった。

化石があるエリアを示す看板の先にある小道を進むんだ左手の砂利混じりの崖が現地だった。当日は猛暑の炎天下だったこともあり日差しと暑さでくらくらと多少のめまいを起こしつつ、必死で崖にしがみつきながら丹念に探した。暫く丹念に地表をくまなく探索していると、何か葉の化石らしきものを発見した、と喜んだのもつかの間で、よく見ると雨に濡れた葉が単に石に張りつき化石のように見えているだけであった。

その後も更に探索を続け、めぼしい石をよく見てみると、ついにシダのような植物の化石を発見することができた。


シダ植物の化石

一つ見つけると次々に見つかるもので、最終的には、海の生物のような化石を含め、いくつかの化石を発見することができた。


その他の化石

後で調べたところによると、このシダのような植物の化石は、「Neuropteris flexuosa, aseed fern」や「Pecopteris clintoni, a true fern」というこの地域で採取できる特徴的なシダ植物の仲間の化石であることがわかった。

体力の限界まで頑張り、多少の成果に満足しながら、次回には標本レベルの化石が取れる地域に足を延ばしたいと夢を膨らませながら、帰路についた。

※地域の方々の迷惑にならないような行動を心がけてください。

参考:Mazonia-Braidwood State Fish & Wildlife Area
http://dnr.state.il.us/LANDS/Landmgt/PARKS/R2/MAZONIA.HTM#Fossil